YUICHI.Fの映画紹介ブログ

鑑賞歴30年のすべてを詰め込んだ映画紹介ブログ

02_すばらしき世界

こんにちは。
気がつけば映画視聴歴30年。
YUICHI.Fです。

 

はじめましての方はこちらもご覧ください。

yuichi-film.hatenablog.com

 

今回ご紹介する映画は、2021年に公開された、西川美和さん監督の『すばらしき世界』(126分)。主な出演者は役所広司さん 仲野太賀さん 長澤まさみさんです。

 

 

▼概要

人生のほとんどを少年院や刑務所で過ごした、役所広司さん演じる三上正夫。極道の道にどっぷりと浸かってきた一人の男が、一般社会の中で生きようと決意するも、今までの自分の価値観を180度変えることや、良好な人間関係を築くことに戸惑い、苦労し、さらには、淡々と突きつけられる世間の冷たい目や、現実社会の中で必死に生きようとする姿を生々しく描いた映画。

 

 

 

▼見どころ

とにもかくにも役所広司さん

とにかくこの映画は役所広司さんに釘付けになる映画です。時折見せる短気で投げやりな態度や、ドスの聞いた声や口調は、元極道というイメージをはっきりと感じさせてくれます。反対に笑顔や柔和な表情は、年相応の懐の深さや、人情味も感じさせてくれます。あまりにも存在感がありすぎて、他の出演者が目に入ってこず、あまり記憶にも残らないといった後味があります。それが狙いなのでしょうか…

 

 

登場は少なくとも記憶に残る存在感

この映画では、長澤まさみさんのシーンはあまり多くない、というよりかなり少ないです。ただ、役所広司さんの強烈なインパクトの中、長澤まさみさんの登場シーンが記憶に残るということが、なぜか多いように感じました。きっとそれだけ存在感のある方なのでしょう。

 

 

▼まとめ

以上、今日は2021年公開の日本映画『すばらしき世界』の記事を書かせていただきました。人の成長を描いた物語というよりも、現実を淡々と突きつけられるような、若干ドキュメンタリー風な映画で、実際にそのような描写もあります。そして、何が正しくて何が間違いなのか、という部分ではなく、見る人によって後味が変わるような映画とも言えるのではないでしょうか。そして他を寄せ付けない、圧倒的な存在感を感じさせる役所広司さんを、堪能できる作品です。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。
この映画とあなたが素敵な出会いになりますように。
それではまたお会いしましょう。バイバイ。